喋る苦痛。語る快楽。
言葉を口に出して話すのが苦手だ。
呂律がまわらない。タイミングが分からない。話しの流れが頭の中で作れない。
初対面の人ではないのに上手く喋れないというのは、どういう事なんだ?
かと言って話すのが嫌いな訳ではなく、むしろ好きだ。
私には一年ちょい付き合っているツレがいるのだけれども、
そのツレの前でさえ上手く喋れない現象がたびたび起こる。
まぁ上手く喋る必要はないのかもしれないけど、話の内容が伝わらないというのは結構辛い。
だから色々喋りたいことがあるのに喋れない……喋らない。
ホントどうでもいいことですら、喋らない。
ツレや友達には、その行為が何かを秘密にしようとしていると見えるらしい……。
そんな事はないですよ。隠す事なんて何もないですから。
そんな私ですが、お酒を飲むとかなりの喋り上戸になるらしい。
多分、普段何にそんな気を使っているのか自分でも分からないけど、
その「何か」から解放されていっぱい喋るんだと思う。
もしかしたら普段の自分は、上手く喋ろうとしすぎているのかもしれない。
その反動からか、お酒を飲んだ私はかなり手を焼く奴になっている。
周りの方々、本当に申し訳ない。
これからも一緒にお酒を飲んで下さい。で、私と一緒に喋って下さい。