死んだ女の子

news23で教授×元ちとせの生演奏見させて頂きました。
直前までタモリ倶楽部見ていて、ちょっとザッピングしていましたらちょうど良く巡り合いました。

『死んだ女の子』


開けて頂戴 叩くのはあたし
あっちの戸 こっちの戸 あたしは叩くの
こわがらないで 見えないあたしを
だれにも見えない死んだ女の子を


あたしは死んだの あのヒロシマ
あのヒロシマで 十年前に
あのときも七つ いまでも七つ
死んだ子はけっして大きくならないの


炎がのんだの あたしの髪の毛を
あたしの両手を あたしのひとみを
あたしのからだはひとつかみの灰
冷たい風にさらわれてった灰


あなたにお願い だけどあたしは
パンもお米もなにもいらないの
甘い飴玉もしゃぶれないの
紙切れみたいに燃えたあたしは


戸を叩くのはあたしあたし
平和な世界にどうかしてちょうだい
炎が子どもを焼かないように
甘い飴玉をしゃぶれるように

もともとトルコの詩人の書いた詩に日本人が曲をつけて、反戦歌として歌われていたそうです。
でも今回のは実際出まわっている『死んだ女の子』と少々歌詞が異なっています。
今回の方がより女の子の思いが強く伝わる気がします。
しかし、ここまで悲しい詩が書けてしまう世界なんだな。
6ヶ国協議ってやつ、もう終わったんだっけ?
お偉いさん方が核問題を中心に話してたんでしょ。
聞かせてやりたい。
アメリカは核保持しながら、どっかの国には核放棄を強く求めていたり。
色々な国の思惑の為に犠牲になるのは歌われている女の子のような人間だったりするという事を知れよ、もっと。


この暑い時期が来るたびに来年こそは広島・長崎に行こうと思うんだけど行動が伴いません。
今年の冬か来年の夏には必ず行きます。
……結局、タモリ倶楽部の鼻歌の行方を知らぬままでございます。