これを読むのは、どうやら9年ぶりらしい。自分が14→15歳の間連載してた小説。忘れていた事を色々と思い出した。あの頃どれだけ千原浩史に影響を受けてたんだよ、と笑ってしまった。部屋にポットを持っていったこと。「解る」「想う」と書いていたこと。どれも些細なこと。他に驚いたのは「14歳」の連載が始まる前に学校に行く理由が解らなくなっていた自分がいたこと。これも影響されての思考だと想っていたけど、どうやら違ったようだ。朝学校には行くんだけど仲間と今日何処に行こうか計画を立てて勝手に帰って自転車で海に出掛けたりした。自分の居場所がココじゃないと思ってた。じゃあ何処なんだ?と聞かれたら黙ってしまう。あの頃の自分は何を見ていたのだろう。何色の景色を眺めていたのだろう。読んでいて、あの頃の感覚を思い出していた。今の居場所はココでいいのだろうか。

- 作者: 千原ジュニア
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/01/13
- メディア: 単行本
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