アナログフィッシュ@渋谷クラブクアトロ

アナログホームのクアトロライブは本当に素晴らしかった。華やかな10周年ライブやround upのシェルターライブを見ても夢みてるような感じで何か現実としてピンときてなくて、でもようやく「おかえりアナログフィッシュ!」と大きい声で言えるようなライブだった。
「スピード」が実はあんまり得意じゃなかったりするんだけど、3人がびっくりするほど楽しそうに演奏していてロックな曲なのに涙が出るという現象が起きた。3人が楽しいなら自分も楽しい。単純なもんで一気にスピードが好きになった!そのあと「バタフライ」のイントロが流れただけで「らっせー!」までのカウントダウンが発動してしまい、緊張してまた涙ぐむ。州さんの「らっせー!!!」久しぶりに聞いたなぁ。この掛け声も好きだし、曲のうねる感じが大好き。
そしてまだ聴いたことなかった新曲「Ready Steady Go」(佐々木)には度肝を抜かれた。ソウルセットのような語り?みたいな歌で、聴いてて若干の恥ずかしさとアナログに新たな風が吹いた!という感情と。「Tomorrow」(下岡)はリズムが気持ちいい。すでにちょっと口ずさめるくらいキャッチー。2曲とも木村さんの音が効いていてキラキラに彩られていた。木村さんありがとう。
「平行」「Sayonara90’s」「Life Goes On」の完成度が高かった、というより下岡さんの気負いが頼もしかった。「ハローグッバイ」の健太郎さんの声の伸びも素晴らしかった。州さんのドラムとコーラスと笑顔、全てが素敵だった。やっぱりこの3ピースバンドは奇跡のバランスで成り立っている。
ライブが終わって近くにいた友達を見るとみんなニコニコしていて、口角が上がりっぱなしで少し痛いと口ぐちに言っていた。こんなライブ滅多にお目にかかれないよ。自分の人生に彼らがいるだけで幸せな気持ちになる。
ライブ後は10周年ライブDVDと生中継されてた数時間前に見てたライブを見直す会。朝までアナログフィッシュ三昧という素敵な日になった。もっとみんなにアナログフィッシュの存在を知ってほしい。ライブに足を運んでほしい。自分の目で確かめてほしい。