人間力がほしい

おとといの晩「プロフェッショナル」「爆笑問題のニッポンの教養」を続けて見た。この2番組を見終えたあと妙に人が好きになっていた。特定の人ではなく「人間っていいな〜」って、まんが日本昔話のエンディングのような気持ちになった。
「プロフェッショナル」では鉄道会社スジ屋の牛田氏の魅力を仕事内容だけではなく、彼の内面の魅力も伝えようとする構成になっていた。この番組はよく見ないんだけど、この日取り上げた人が自分自身にとても真面目でそして可愛らしいくて魅力的に見えた。
100回目の放送をむかえた「爆笑問題のニッポンの教養」は用事がなければかかさず見てる。NHK爆笑問題×伊集院光を見れるなんて素敵なことだ。今までの総集編のような放送だったんだけど伊集院の「田中力」談義が面白かった。教授と太田光の対話がヒートアップすればするほど様々な難しい単語が出てきてウーチャカは意味が分からなくなる。遠巻きで聞いてて最終的に話を振られても「よく分からない」と言ってしまえるのがウーチャカ。このウーチャカ目線がもしかして哲学を生んでるんじゃなかろうか?という話だった気がする。人生色々難しいことあるけど「そんなことより野球しようぜ」みたいな感じが田中力?
今まで出てきた教授たちの総集編も面白かった。全盲ろうの教授の回はすごく好き。好きっていう言葉でいいのか迷うけど、考えるきっかけとかためになったとかではなくて、好きな回。教授が爆笑問題に切り返す感じとか、指点字の存在を初めて知ったんだけど教授に付きそう指点字をする女性のことを好きになったりしないの?と執拗に聞く太田さんとか。なんだろうね、この気持ち。行きつくところは「人間っていいな〜」になってしまうボキャブラリーのなさを嘆きたい。特集を組まれたり対談をするキッカケは仕事や肩書きだけでオファーをするんだけど、そこだけにとどまらずしっかり人間を撮って放送できるのがNHKなんだろうな。やっぱり放送までもってくるのは難しいんだろう。
とりあえず東西線に乗る機会があったら牛田さんを探す私をお許しください。すごい素敵な人だったので(笑)。