繋がっていたいんだ、ほんとうはでも
KENTARO KOBAYASHI LIVE『POTSUNEN』& KENTARO KOBAYASHI LIVE POTSUNEN 2006『○ ~maru~』 [DVD]
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2007/01/17
- メディア: DVD
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【ポツネン】
小林賢太郎は今の自分と対峙して自分が何者なのかを舞台の上で知りたかったのだろう。で、何周もして結局同じ場所に戻ってきた。それが良いことなのか悪いことなのかは分からない。「悪魔のキャベツら」に出てきた食材で悪魔は世界で一番哀しいお好み焼きをつくりきっとひとりぼっちで食べたんだ。1年間人間になって別れを経験した食材たちはたった1年限定でも色々な出逢いを経験して幸せだったと思う。とてもしょっぱくなってしまったのは、きっと悪魔の涙のせいだ。だからパスタには塩を入れないくらいがちょうどいい。悪魔は望みを叶えてくれるという。悪魔にとってその切り口だけが何かと繋がれる手段なんだ。お笑い。コント。舞台。お客さん。ラーメンズ。俺。自分を悪魔と思い込むことで変な安心感があるんじゃないんですか。もしかしたら1番人間になりたいと願っているのはあなたじゃないんですか。誰かの望みを聞く前に何かあなたの願いごとはありますか。
【maru】
自問自答のソロ公演。見終わったあと、もう小林賢太郎だけで舞台はやらないだろうと思った。ラストの雪はきっと悪魔が望んだことなんだろうな。