thee michelle gun elephant

1996年の冬、深夜番組(CX:東京移住計画)で演奏している彼らを見て衝撃を受けた。千原兄弟ジャリズム目当てで見てた番組だったのにその日はゲストの彼らに釘付けだった。すぐ地元のCD屋に行って演奏してた曲を買おうとしたけど、田舎のCD屋にあるはずもなく取り寄せてもらった記憶がある。当時、お小遣いでCD1枚買うことがどれだけ重大なことだったか。それほど「世界の終わり」を手に入れたかった。
彼らと出逢って音楽に対する意識がガラッと変えられた。どうしてあんなに心が揺さぶられたのか解らないけど、とにかく全てがカッコ良かった。レコードプレーヤーなんて持っていないのにレコードを買ったり、表紙になってる音楽雑誌を買ったり、部屋にポスターを貼ったり、バンド名を英語でサラッと書けるように練習したり。そんなことをして友達もいない中学時代を過ごした。
今でも後悔しているのは、1度も彼らのライブを見なかったこと。千葉LOOKであんなにやってたのにどうして行かなかったんだ。どうしてあの日幕張に行かなかったんだ。アベフトシが亡くなったことで更にその思いが増している。本当に何をしてたんだ自分は。こんな思いをもうしない為にも絶対見たいライブは意地でも行こう。
リアルタイムで聴いてて本当に大好きだったミュージシャンが亡くなるというのは初めてかもしれない。まだ気持ちがザーってなってる。気を抜くと涙が出てくる。今でも好きです。ギターを演奏している姿がしびれるほどカッコ良すぎました。本当にありがとうございました。


そしてこの歌に出逢ってくれた12才の自分にもありがとう。