美術館めぐり

六本木に行く用事があったので行こうと思ってた展示会に足を運ぶ。

”これも自分と認めざるをえない”展@21-21DESIGN SIGHT

失敗した。体験型の展示会に1人で行くもんじゃない。いや1人でも充分面白かったし、驚いたりしたんだけどさ。最初にちょっとした個人データをとるんだけど、虹彩認識の展示が興味深かった。まず虹彩認証すると登録した自分の名前が出てきて、その名を数字の羅列の輪が囲んでいて自ら消していく。人によって少し消しただけで「もうアナタではありません」という非情なアナウンスが流れるなか、私はいくら消しても「まだアナタです」という変な生命力的なものを発揮してた。他の展示も面白くて、でも1人参加だからずっとニヤニヤしながらまわった。

ネイチャー・センス展@森美術館

とにかく凄かった。展示空間の使い方が贅沢で圧巻。3人の作品が全て繋がってるような気さえするほど、不思議な統一感。吉岡徳仁の真っ白な空間から篠田太郎の真っ暗な空間に足を踏み入れるときのワクワクはたまらなかった。栗林隆のオコジョ体験ができる展示(絶対そういう意図じゃないだろうけど)は楽しくていくつもの穴に入りのぞいた。栗林さん監修の映像作品が面白いドキュメンタリーで通して見たんだけど、ラストの弾き語りが意外にも泣ける。この展示は期間中にもう一度行きたい。