さよなら、おかえり

さよならもいわずに (ビームコミックス)

さよならもいわずに (ビームコミックス)

あるひとコマで突然泣いた。他にもハッとさせられる言葉や絵や中盤の枠の手書き感や哀しみが沈んでいくところよりも自分にはそのひとコマが重かった。
昔のことを思い出した。毎日バカみたいに2人で水曜どうでしょうラーメンズバナナマンのDVDを見てたことを。死別ではないからといって哀しくない訳ではない。日常が崩れるのは時に哀しみを伴う。でもその先にあるだろう日常をまた構築していかなければいけないから哀しみに暮れてばかりはいられない。そんなことを思い出した。そして自分は「おかえり」のある日常を探してこれから生きていきたい。