著者の方とお話ししてみたい。

2駅先にあるセレクト本屋で出会った本。結婚するまで富山なんかに(失礼)接点もなく、たぶん一生関わることもなかったはず。毎年お盆と年末年始は富山に帰省するようになって数年。本のなかに出てくる富山方言がイントネーション完璧に再生されるまでに成長。住んだことなんてないのに分かる分かるの連続。そして東京編も共感しかない。自分も映画関係を目指していたので燻ぶっていた若かりし頃がチラチラよぎり少し苦しくなってしまった。本の印刷紙も凝っていて東京編の紙は真っ白でツルツル。富山編では二色展開していて本編ラスト数ページは暗めグレーで終わる。大切な人の忘れたくない話。

著者の藤井さんと今までの人生をただ話してみたい気になった一冊でした。