エレキコミック僕らの飲み会Vol.15@ロフトプラスワン

スタート前ずっと嵐のアルバムが流れてた。その流れかどうか知らないけど、前半はだっつんベラファーツアー地獄体験記。草むしりや落ちてる食べれない野菜を拾う体験&拘束時間の半分以上がバス移動時間で11,800円。激高っ!しかし、だっつんが話の軸だとエレキの面白さが出ないなーと実感。一応面白いよ、面白いけどやっつんが会話の軸でのだっつんのツッコミが聞きたいんだ。だから前半は「ハズレ回に来てしまった感」が自分の顔に出ちゃっていたと思う。
「KOK(キングオブくすぶり)」の話は卑屈たっぷり。東京03がKOC優勝したことにより、光が丘大サーカス(アルファルファ時代だけど)に出てたメンバーで唯一くすぶり続けるというKOKの称号獲得。 
後半はゲストを呼んでトーク。今回のゲストはしりあがり寿さん。好きな人がゲストで来るとトキメキ度数がすごいことになるね。しりあがり先生のマンガ何冊も持ってるから。来てよかったーって心から思った。51歳男性の喋り方がこんなに可愛くていいの?話をする前に「でね、でね!」って子供みたいに言うのとか「人が怒れないから部下を持ちたくなくて会社を辞めた」とか。凡人が目指しちゃいけないんだろうけど、こういう生き方いいなーと思ってしまった。
終了間際に内容の濃い話が始まって、すごい駆け足で終わってしまったのが残念。ギャグマンガとお笑いのネタの作り方みたいなトークで「価値観をゼロにする作業」という風に言ってたと思うんだけど。権威あるものを指摘して生まれる笑いとどーしようもないことに対して舌をぺロっと出して救われる笑いと。プラスをマイナスに。マイナスをプラスに。笑いはこのゼロ地点にあるという話。先生もやっつんも前者で笑いを作っていきたいそうだ。後者の方がきっと愛されるんだろうけど、それは他の人がやればいいというのを分かっているんだろうな。この話もっと聞きたかった。目的が手段になってはいけないという話もホント分かる。笑いからは話が飛ぶけど、映画作りで作り手側の苦労を感じさせたらそれは失敗だと言われたことがある。裏側に苦労が絶えないのは大前提だけど、それは受け手側には全く必要のない情報で、寧ろ作品の伝えたいことにブレが出てくる。裏側を見せて「凄いでしょ、面白いでしょ」というのは簡単だけど目的じゃない。そこを面白がってもいいんだけど、それは違うという話だと勝手に解釈。
次回は11/28(土)。単独後だから行きたいけど、実は今回会場のノリに戸惑いまくってしまった。あれ、前はこんなんじゃなかったよね?とてもノリの良いお客さんが多かったんだけど、この雰囲気の中でエレキトークを聞く自分が恥ずかしくなってしまった。しばらく考えてから参加するか決めようと思います。