「スイッチ」@神保町花月(9/7)

行ってきました。観てきました。鈴木つかさザ・プラン9を脱退してまでやりたかったことを。
コント寄りの演劇。どうでもいい会話がどうしようもなく面白い。携帯電話の圏外のくだりとか、語尾を「ダンディ」にしなきゃいけない空気を察してる男とか。少しだけシリアスになる部分も全部笑いで回収するような台本だった。演出は紹介オープニングがあって、やっぱりあれ好きだ。プラン9時代から意味なく格好良いオープニングが好きだったから、見れて満足。あとはシリアスになりましたよ合図の音楽が気になってしょうがなかった。「はい、ここシリアスだからね」と言われてるような音楽。そんなに強調しなくても・・・。あと仕掛けの数々は見てて面白かったです。脚本の仕掛けも。
あと石田さんのやりすぎっぷり。台詞は誰よりも多く、動きは誰よりも大きく、笑いポイントは誰よりも多い。こんな石田さん見たことない。だって緑の全身タイツにデカメガネのヲタ役。コントじゃん。でも好きになる要素満載だった。トークイベントにも参加したんだけど、大阪公演ではあんまり石田さんで笑いが起きなかったそうな。どうしてっ!?あんなに面白いのに。素直に見たほうが楽しいのに。今朝「苦悩のピラミッダー」見ながら出掛ける支度しちゃったほど石田ブーム到来中。土佐さんは出番がそこまで多くなかったんけど、やっぱりいいよなー土佐さんも。強面っぽい役なのにどことなく優しさが滲み出てるんだもの。
それと実はピースがあんまり得意じゃなかったんだけど、少し好きになりました。特に又吉さんイメージアップ。
奈須×鈴木旗揚げ公演ということで、1回目でこれだけのものであるなら良いと思います。次回公演が勝負。台本と演出のバランスがまだ計れていない気がしたので、ぜひ次回作に期待。つかささんは辞めて良かったと思う。これをプラン9でも出来た気がするんだけど、それが出来なくなったから脱退したんだよね。だから今の場所で頑張ってほしい。応援するので。