M-1グランプリ2007を振り返る
こんなに力を入れてM-1を追いかけたのは今年が初めてです。
敗者復活戦
デートにM-1を使うな。周りのカップルたちめ、寒空の下でイチャイチャしやがって・・・。こっちはお笑い仲間の男から「彼女と過ごすから」って遠まわしに断られてさ、1人必死にネタをメモっちゃったりなんかしてさ、会社の人からガシガシ電話掛かってきてさ、楽しみにしてたジャルジャル20秒くらいしか見れなかったしさ。まぁいいけど。
当日「敗者復活は我が家かも」って書いたけど、思い的には「色々見たけど間をとって・・・」みたいな感じ。面白いのはもっとあったけど、裏で何かあるなら我が家あたりが妥当かと思いまして。
全組コメント載せるのは面倒なんで、とりあえず声を大にして言いたいのは、どうしてジパング上陸作戦を準決勝追加合格させたのか!?あれをやられるんだったらカリカの方が良かったし、庵でも良かった。寧ろジパング以外なら誰でも良かったんじゃないのか?責任者出てきなさいよ。
もし今回のトップ5をあげるとしたら、
1.チーモンチョーチュウ
2.サンドウィッチマン
3.磁石
4.平成ノブシコブシ
5.天津
偏りありますが、仕方ないよね。ノートを見返したら何組か「今立さんっぽいツッコミ」とコメント。思いもよらない例えツッコミ最前線が自分にとっては、だっつんなんでしょうね。あと調べたら磁石は学校の先輩でした。
決勝戦
テレビの前でぬくぬく見る決勝はもう卒業します。それくらい敗者復活会場で見る決勝は今までと違った印象。会場の一体感、あれは凄すぎる。歌手がライブしてる訳じゃないのよ。なのに台詞を聞き漏らすまいと聞く姿勢、面白かったときの笑い声、ネタが終わったあとの拍手、敗者復活に決まった時の歓声。来年もあの環境に身をおきたい。
- 審査員
ギリまで発表されなかったけど、人選良かったんじゃないですか。まぁカウス師匠が登場したとき驚きましたけど(笑)。あとは若手を見続けてるという点でラサールさんじゃなくて渡辺リーダーの方が適任かと。
- カメラ
今年のスイッチャーさんは成功してましたね。昨年が酷すぎたから良く見えただけかもしれないですけど。巧い具合に合間をぬって松本さんの笑ってる顔を抜いてました。成功するとあんなに見てる側が安心するもんなんですね。
- ネタ
1.笑い飯
面白い動きのみのやり合いじゃなくて、やっぱり言葉のやり合いで可笑しな方向に行ってほしかったような。順番のせいにはしません。
2.POISON GIRL BAND
あ〜面白い。面白いのに転回しない。面白公式が出来たあたりで4分が終わってしまう。
3.ザブングル
何か涙出た(笑)。全力過ぎるのが伝わって泣けてきた。決勝でも「くやしいです!」が聞けて満足。そして陽の目を見ることがなかった松尾さんがツッコミを褒められて、にやけてしまった。ごめんネタについてじゃないことばかり・・・。
4.千鳥
最後、象洗いの技はスルーさすんじゃなく全部きっちりまとめるかなかった方が良かったのでは。基本千鳥ファンなので、あの囁くカタチは最高。
5.トータルテンボス
ネタが終わったときの敗者復活会場の拍手と歓声を聞かせてあげたい。ホント凄かった。優勝しかないと思ったもの。ネタが転がってくってこういうことよね。
6.キングコング
3回戦でも同じネタ見たけど、喋り倒す漫才嫌いなのかも。笑う隙間がないんだよな。少し動きがあると笑う隙間が出てきて安心。
7.ハリセンボン
3回戦でも春菜の切れたあたりから面白くなったんだよな。今回も同じようなことを感じた。
8.ダイアン
舞台からいちいち律儀にはける西澤さん面白い。しかし導入部分に無理があると思ったのは私だけか?「スカウトされたい」って何よ。
9.サンドウィッチマン
敗者復活と同じネタ。登場してきたときとネタが終わったあとの会場拍手がハンパねぇ。寒空の下で昼から戦ってきた同志の戦を見守る感覚。血液型の件は何度聞いても面白い。○力団・・・やっぱりカウス師匠の表情が気になるところ。闇社会。
- 決勝3組(トータル、キンコン、サンド)
3組のネタが終わって、正直トータルの優勝が決まったと思った。サンドの物足りない何かをトータルは持っていたから。でもシンプル漫才のサンドが優勝。名前が呼ばれたとき何か嬉しくて少し泣きました。おめでとう。
- 最後にようやく振り返る
友達に「M-1に興味をもてない」という話をされました。面白いと思うものは人それぞれあって、それに順位をつけてどうなるの?と。自分が面白いと思う、それだけでいいじゃん。はい、ごもっともです。自分は友達の質問に答えられませんでした。今回1回戦に出てみて*1、即敗退した自分ですが「面白いということをカタチにして伝える技術」ってのがきっとあって、それに優れた人が今まで優勝してると思うんです。舞台に立って緊張しない。慣れでしかないのかもしれないけど、これも立派な技術で自分らはこの項目でもう躓きましたから。1人で出来ない笑いの広がりを2人以上で繰り広げる。その難しさと楽しさ。賞レースに対しての答えは自分の中でまだ確立できてませんが、M-1があることで笑いの広がりを肌で感ることが出来たのが今年のM-1でした。来年も追いかけるつもりです。