大宮エリー第一回公演「GOD DOCTOR」@新国立劇場 小劇場

客席通路も演技場にしていて、斜め下から見上げた最後の板尾創路の表情と空気感が好かった。板尾日記を買ってみようかなと思わされるくらい好かった。舞台の板尾さんってどうなんだろう?って正直思ってたけど、あのまま。ってか今年45歳になるんですね。まだ30代だと思ってました。他には石田ひかりチェルシー役が最後までぶれなくて良かった。イラつくけど、あのキャラが途中で変な改心とかしなくて良かった。
この舞台を観る上での陰の功労者はエレ片のコント太郎の存在。聞いてるのと聞いてないとでは印象すら変わると思う。もちろん良く。でも聞いて印象が変わってしまうような舞台ってどうなのだろうか。山下さんとか特に印象が変わると思う。内容とは関係ないところでだけど。舞台としてはコントっぽいのが好きなので面白かった。設定がかなりふわふわしてたけど、その方が舞台上で遊べるんだろうな。と良くとることにした。まぁ設定のふわふわさは物語の核部分のふわふわさにも繋がってしまうんだけど。
片桐仁が出る舞台を観るといつも独白シーンでやられてしまう。あの声と喋り方が純粋そうに見えてしまうのがズルイ。
途中休憩があって客席とトイレ付近で芸人が協賛の会社に媚びを売る感じでCM寸劇を繰り広げるという試みがあった。休憩寸劇のメニュー表にニューロマンスのおにぎり君がトイレ前で見れるということで、チラ見してすぐ戻る。客席ではカラテカハローケイスケの寸劇。デフォルメ前のハローケイスケを見たけど、この人他に使い道があるような気がしてならない。余計なお世話か。