[音楽][ライブ]アナログフィッシュのナツフィッシュ@新宿red cloth

初めて行く場所だったから地図のみならずグーグルマップで話題のストリートビューで外観とか確認して行った。あれ相当使えるね。
仕事がそろりと早退できなくて開演時間をとうに過ぎてライブハウスに着く。階段を下りるとグッズが並んでいて、その場所には誰も居ない。小さいライブハウスだと普通こういうところにスタッフがいてチケットとか見てくれるんじゃないの?と思って挙動不審にしていると中から下岡さんが出てきた!!わーー完全なる1on1。NOガード状態な1on1。「まだ売ってないんですよ」と下岡さんから話しかけてくれたことに舞い上がりながらも平静を装い「スタッフの方はどこですか?」と事務的な会話しかできない私に「その扉の向こうにいますよ」と教えてくれた。もっと伝えたいことあっただろうがよ、私。
すでにオープニングアクトのsister jetの演奏が聞こえ、2曲くらいしか聴けなかったけど楽しそうな感じが良かった。ベースの人が高校のときクラスメイトだったアベちゃんに似てた。
セットチェンジのときシャッターが閉まってビックリ。サウンドチェック中のスネアドラム音がとても軽くて、今回からもっくんじゃないのか、いやもしかしたら・・・と思っていて幕が開くと若そうな兄ちゃんが出てきた。これからドラム担当するビッツくんだそうな。はじめまして。アナログフィッシュ7不思議の1つだけど、誰が出てこようがメンバーを均等に見てしまう。手前2人がアナログフィッシュを名乗っているけど、木村さんやもっくん、今回のビッツくんも2人と同じくらい見てしまった。なんでかな?
ダンスホール」で始まった今回のお祭り。今まで本気じゃなかった訳ではないだろうけど、本気の空気が伝わってきた。「パラドックス」とか特に。やっぱり下岡さんの中で何か変わったんだろうな。健太郎さんはずっとあんな感じで「陽」のイメージだし逆に下岡さんは「陰」のイメージだったけど、ここにきて開かれた何かがあって、たぶん州さんのこととか「Sayonara90's」という核の曲ができたり、パンドラの箱を開けてしまったあとに残ったのは希望だったということか。でもここ最近ほんと下岡さんの笑顔を見る機会が増えている。
「Clap Your Hands!」の最後のむちゃぶりな手拍子2発が会場全体で綺麗に決まりすぎ、少し笑いが起きた。あの多少気恥ずかしさの混じった笑いが可笑しくて、更に笑っちゃったよ。ちゃんとみんな「Fish My Life」を聴き込んできたんだね。
アンコールは佐々木健太郎弾き語りとアナログの2部構成。健太郎さんの声は強い。ギターなんかいらないんじゃないかってくらい。手拍子と声でいけるよ。気持ち届くよ。「いずる」は良い歌。アナログは「Town」ビッツくんも好きだというこの歌、私も好きです。

ライブが終わっても今回は引き続きお祭り。誰かと誰かが友達でそのまた誰かが誰かと友達で、友達の輪が膨れ上がり結局8人でお食事会。歌舞伎町方面に向かうあのふわふわした女子集団は異質すぎた。みんなが危険にさらされないよう番犬のように後ろから付いて行く。お店に着いて色々話していると若いと思っていた人たちが同い年もしくは年上ということに驚いた。えーそうなの!?帰る時間とか場所とかすげー心配したのに。しかし同じ何かを好きな人っていうのは趣味が似るのね。話を聞いてるだけで楽しかった。昔はライブ終わったあと、高揚した気持ちを悶々と抱えながら1人帰ってたのに今ではその気持ちを共有する人が居るという幸せ。人生っておもしろいな。