ダークな中学生日記

「告白」を観た。13.4歳という設定がなせる技か。どこを切り取っても危うい。常に音楽が鳴っていて、映像はどんてんポップで血みどろで、だけど肝心な何かが欠落しているようで。その欠落部分がとても面白い。
原作を読んでいたからだろうけど、心に何も届かなかった。流れている映像をただ眺めているだけ。そういう作りにしているのか、自分がどこかに心を置き忘れてしまっているだけか。
少年B役の子が藤原薫くんという名であのマンガ家が過った。演技がナイス狂いっぷりで、髪を切られたあとの彼はオカモトズのレイジくんにしか見えなかった。あと死んじゃう娘が「mother」のつぐみちゃん。この娘の将来はホント楽しみ。