韓国映画が好きなんだと思う

最近韓国映画をたて続けに観た。生活環境とか感覚が他の国より近いって部分もあってかなのか感情移入がしやすいのかな。とにかくオススメしたい2作品。

ハロー!?ゴースト

死ぬに死にきれない主人公に4人の幽霊がとりついた物語。主人公の顔がポイントごとにポン村上に似てるなーとか思ったり。ハートウォーミングな出来事が続き笑いどこもいくつかあったり。あと中盤くらいでこの物語のラストが容易に予想できて、やっぱり思った通りの着地点につくんだけど涙出てきた。家族ものに弱い。最後の最後のシーンが最初に繋がるんだけど、あれはいい付け足し。涙からの笑いに促す演出は良いね。こういう話を世にも奇妙な物語で見たことある気がする。そういう話。

サニー 永遠の仲間たち

今年観た映画で最高の作品。男たちの青春群像劇ってよくあるけど女のそれってほとんど皆無だったから、しかも憧れの境地までいくような群像劇って滅多になくて嫉妬した。邦画なら「櫻の園」とかあるけど「サニー」の方がダサくて愛しくてたまらない。最初から最後まで面白くて笑って泣けた。25年のときを軽々越えてくるカメラ演出が最高で物語より演出で泣かされてた。ナミが最初回想シーンに入り込むときの軽やかさなんてワンカットでとても鮮やかだった。今まで見た中で一番かもしれない。その手法が作品中何度もあったんだけど不自然さはなくて寧ろ毎回軽やかで心がざわついた。超あざとい演出部分でも手放しに喜ぶような演出が多かった。機動隊と学生運動みたいな闘争の後ろに掲げられている映画ロッキーの看板とか笑ってしまった。必要以上に見せない演出とか効果的で良かった。韓国語だから字幕に頼っているけど台詞選びも良かったと思う。もうね登場人物すべて抱きしめたいの。そんな映画滅多にない。ラストシーンも最高だった。最高というかずるい。この作品は最初からずっとずるい。映画館で観て本当に良かった。これは心に残る映画。DVD買うと思う。考察したい。
この映画を観終わって劇場を出るときに今どき着ないだろって思う全面にNIKEと書かれたトレーナー着た若い男性も劇場から出てきて笑ってしまった。きっと恥ずかしかっただろうな。